『名刺より 先に目が行く 薬指』

『名刺より 先に目が行く 薬指』
(2010 シティリビングOL川柳大賞)

  

この川柳。

なぜかずっと、心に残っています。

  

私が婚活ではなく、

自然界で出会いたいと

もがいていた35,6才の頃。

  

どこかでこの川柳を目にして、

自分のことみたいで衝撃を受けました。

  

  

その頃、一般の企業で働いていた私。

当時の職場に新しい出会いはなく

同年代の素敵な男性たちは

みんな結婚をされていました。

  

独身の男性といえば、

入社したての若い男性社員くらい。

  

そんな固定された人間関係の中で、

たま~に訪れる新しい出会い。

それが「取引先の担当者」です。

  

「今度、新しい担当者を

 連れていきますんで」と言われ

当日、応接ブースで紹介される時

「おっ!同年代の男性!!」

と、喜んだのも束の間、次の瞬間

名刺交換で相手の指に指輪を見つけ

「ですよね。既婚者ですよね。。。」

と、一人落ち込む。←仕事しろっ!

  

  

その時の自分にとって、

自然界で

同年代の独身男性に出会うことが

いかに難しいことであったか。。。

  

  

それに比べて、

婚活のシステムは

なんて素晴らしいのでしょう!

  

自分の希望の年齢層を指定すれば、

[全員]独身の男性を

紹介してもらえる!! ←当たり前!

  

そんな簡単なことに気付くのに、

どうしてあんなに時間がかかったのか。

  

  

女性でも、男性でも

20代や30代前半までは、

『出会い』はまだ

あちこちに転がっています。

  

でも、30代も後半になると

『出会い』は少なくなり、

40代になる頃には

もうどこにも落ちていません。

  

  

その頃の私は、

『出会い』は「待つもの」から

「自ら探しに行くもの」へと

変わっていたことに気づかず、

せめて

目の前の新しい出会いを逃さぬようにと

躍起になっていました。

  

  

名刺交換.jpg

  

『名刺より 先に目が行く 薬指』

  

この川柳が刺さった方は

きっと同じ思いをしている仲間です。

  

もう相手の薬指を見るのは止めて

独身の方しかいない

出会いの場へ移りませんか??

  

今よりもずっとずっと高い確率で

運命の人に出会えます。

だってここにいる方は全員、

まだ誰のものでもないのですから。